プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】

プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⓪

プレゼンはなんだか難しいイメージがありますよね?

自分で作り終えたパワーポイントを見てみると、スライドが複雑になってしまったり、パッと見では何が言いたいのかわからなかったり…。

ここでは、どうすれば聞き手にもわかりやすく、印象に残るプレゼンになるか、解説していきます。

メインとなる題材をわかりやすく

プレゼンでは、限られた時間の中でわかりやすく聞き手に伝えなければなりません。

そのため、何が一番重要かを自分自身がきちんと把握することが大切です。

自分自身で短い時間を設定し、その短時間の中で何を伝えたいかを整理してみると、心なしかメインとなる部分が見えてくると思います。

次はそのメイン事項をわかりやすく紹介する方法をみていきましょう。

聞き手にわかるように

プレゼンは自分本位な語りではなく、聞き手がストレスに感じないよう、わかりやすくまとめなければなりません。専門用語などを詰め込みすぎると、パワーポイントを作った本人であれば言葉の意味を理解できますが、説明を受けている聞き手には初めて聞く言葉も多く、伝わりにくくなってしまいます。

したがって、専門用語はなるべく使わないようにしましょう。大げさに言うと学生や小学生でもわかる程簡単に仕上げてください。

それぐらい簡単であれば誰にでも伝わります。

聞き手にとってのメリット

聞き手にとってメリットになることを書くと、相手はより興味を持って話を聞いてくれます。

例えば、「この商品はここがいいですよ、こんなことが出来ますよ」と言われても他にも似たような商品はあると興味が反れてしまいますが、「この商品はダイエット効果があり、これだけ使えばこれだけ痩せられますよ」というようにメリットを入れ込むことによってこの商品の事をもっと知りたいと興味を示してくれます。

聞き手にとってのメリットを主張することが大切です。

パワーポイントは削る作業が大切

パワーポイントは一度作って見ると全体図はわかると思います。

しかし、パッと見何が言いたいのかわからないという方は「削る」作業をしてみてください。

削る条件はわかりやすいorわかりにくい、余計or余計ではない、です。

メインのテーマに沿って書き進めていくと補足などを書きたくなると思います。

しかし、メインで伝えたいことを前面に出し、補足などは最後でも良いのです。

補足を書き足すことにより、何を伝えたいのかがわかりにくくなってしまうことがあります。

先程述べたダイエットの話でいうと、メインは痩せられるということで、「どのような効果がある」「どのような材料が使われている」などが補足にあたります。

しかし、1つのスライドにこれらを全て書いてしまうとメインが薄れて見えてしまい、プレゼンが終わるころには聞き手の頭から抜けてしまいます。

必要のない部分を削ることにより、メインがしっかり伝わるスライドを作成しましょう。

レイアウトは簡単にシンプルに

スライドのレイアウトはシンプルに見やすくする必要があります。

見やすくする方法としては①文字のみで背景の色を変える②図面や画像のみ③文字&図面があげられます。

①文字のみ

プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】①

②画像のみ

プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】②
プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】③

③文字と画像

人はスライドを見る時、一番はじめに左上に目が行き、そこからZやFのように視線は動いてゆきます。

プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】④
プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑤

そして文字より画像の方が優先的に目に飛び込んできます。

なので、文字と画像を同時に使用する時には、横の場合は画像を左側に、文字は右側に配置します。

縦の場合は画像を上に、文字を下に置きます。

こうすることでぐんと見やすい資料になります。

また、画像の上から文字を書くときは画像のコントラスト(明かるさ)は暗く、文字は明るくすると見やすくなります。

図面は揃える

画像や図面のズレはすごく些細なものでも目立ってしまいます。

ずれていると違和感があり視覚的に不快になります。

したがって、画像や図面は高さや幅、大きさは揃えましょう。

プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑥
プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑦

文字サイズのベスト

文字のサイズは場面やモニター、スライドのサイズによって異なるため断言できるものはありませんが目安として小さい文字は24pt以上、基本は40pt、強調したい部分は66ptがよいでしょう。

24pt以下はなるべく使わない方が良いのですが、20ptまでは問題ありません。

20pt以下になってしまうとプレゼンをする時に、遠くの席から見え辛くなってしまいます。

プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑧

また、フォントによっても文字サイズは変わってきます。

お勧めのフォントはWindows→日本語:メイリオ/Mac→日本語:ヒラギノ角ゴシックです。

文字カラーのベスト

1つのプレゼンでは文字カラーは2色までがベストです。

多く使う色をメインカラー、強調する時に使う色をアクセントカラーといいます。

なぜ、2色なのかというと、文字は色を分ける方が見やすくなりますが、色を多く使ってしまうと統一感がなく、見にくくなってしまうのです。

また、アクセントカラーはメインカラーの補色となる色を選ぶと統一感が生まれ見やすくなります。

プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑨
プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑩

スライドはフラットなデザインを

タイトルやメインスライド、グラフのデザインは3Dやグラデーションにせずシンプルに2Dにすると、複雑にならずわかりやすいスライドになります。

また、文字の影もつけない方が良いでしょう。余計な装飾は省き簡潔にすることが大切です。

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プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑫

聞き手には画像勝負

スライドに画像を置くことでより印象を与え、伝わりやすくさらに記憶に残りやすくなります。

反対に文字だけのスライドにしてしまうと、画像で伝えたものより記憶に残りにくくなるため、重要な部分は画像があると良いでしょう。

また、画像だけではなくグラフも視覚的に伝わりやすくなります。

なので、グラフは簡単でシンプルな、見た瞬間伝わるようなものを作成するよう心がけましょう。

プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑬
プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑭

最初と最後

パワーポイントの表紙も実はとても大切で、表紙が面白みのないものだと最後まで興味を持って聞いてもらえなくなってしまいます。

なので、プレゼンの開始から興味を惹いて最後まで聞いてもらえるようにするためには、インパクトのある表紙が好ましいです。

また、表紙では聞き手に何に対してのプレゼンテーションなのかわかりやすくする

ため難しい文字や英語は使用せず簡潔的に書くことも重要です。

プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑮
プレゼンテーションを成功に導くスライド作成方法【PowerPoint】⑯

パワーポイントの終わりは、それまでのまとめでも良いのですが、もっと良いプレゼンにするためには、聞き手にとっての特典やメリットを持ってくることで行動を促進させましょう。

それ以外には問い合わせ先なども効果的です。

まとめ

今回はプレゼンのスライドを作成するためのポイントを紹介しました。

  • スライド、文字、グラフは装飾なしでシンプルに
  • 書き終えたパワーポイントはしっかり削る
  • フォントサイズは場面にもよるが最低でも20pt以上は必須
  • 文字やグラフの色は2色まで
  • スライドは左上が一番注目される
  • 画像やグラフなどを入れることで印象に残す

スライドを作成する上では、聞き手の気持ちになり、どうしたら興味を持ってもらえるか、どのようなことが聞きたいかを考え、伝わりやすいものになるよう心がけましょう。

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